ロックドロップの注意点
保有している通貨をコントラクトでロックして、そのロック量とロック期間に応じて新規トークンが付与されるロックドロップには、手軽に参加できる・アセットを増やせると行ったメリットがあると同時に、次のような注意点もあります。
- 期間損失
- 税金
- eth2.0
- eth分裂
- コントラクトのバグ
参加しようとしているロックドロップについて、これから記載する注意点についても頭に入れておいておく方が良いでしょう。
機会損失
まず機会損失については仮に資産をロックドロップしている時にその資産が大きく高騰したり現金が必要になったりしても特定の期間はうごかせないことになっているので売ることはできません。
またロックしている期間が長いほど利率は良くなりますがうごかせない期間が長くなるのでそこも注意が必要です。
税金
次に税金についてです。
受け取ったトークンを売却した場合には税金を支払う義務があります。
専門家に相談の上、適切に納税しましょう。
Eth2.0
2020年3月時点で、ロックできる資産の一つであるイーサリアムのトークンであるethは今後eth2.0 と呼ばれる新しいトークンに移行することが発行されることが決まっています。
ロック期間中にeth2.0 に移行してしまった場合、ロックしたイーサがどうなるのか、正直不透明です。
2020年内はeth2.0への完全移行は非現実的ですので、eth2.0 発生前にロックが解除されるような期間(30日や100日)を指定するのが無難であると考えられます。
ハードフォーク
ロックしている間にイーサリアムがハードフォークをした時にトークンの分裂した時の挙動などが運営側から明記されているか確認しましょう。
コントラクトのバグ
最後にコントラクトのバグです。ロックしてある資産はコントラクトによりロックされているのですがそのコントラクトにバグがあった場合最悪ロックされているすべての資産が抜き取られてしまう可能性もあります。
最低限、ロックドロップのコードが外部の会社に監査されていることを確認しましょう。
実際2016年、イーサリアム上のプロジェクトのひとつである「The DAO」で作成されたコントラクトにバグがあり、ethが盗まれる事件も起こっています。
ロックドロップやその参加方法、そしてプラズムそのものについて詳しく知りたい方は、下記のリンクを参考ください。
出展
https://medium.com/@trenton.v/eth2-misconceptions-top-5-6edafaeccac1
https://note.com/sota_watanabe/n/n7efc349b4a3d
http://vc.morningstar.co.jp/005405.html
https://bitbank.cc/glossary/smart-contract