ラビットホール 概要・使い方 解説記事
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みなさんこんにちは!Stir labリサーチャーのプリズム(Twitter:@prism_metaverse)と申します!

今回はブロックチェーン上のデータを活用したWeb3.0能力の判定ツール「ラビットホール(RabbitHole)」に関する解説を行います!

 

この記事をご覧いただくことで、

  • ラビットホールの大まかな仕組み
  • ラビットホールの基本的な使い方

の2点が理解できます!

ぜひ最後までご覧いただければ幸いです!

 

ラビットホール(RabbitHole)とは?

ラビットホール(RabbitHole)の概要

ラビットホールとは、ブロックチェーン上のデータ(オンチェーンデータとも呼びます)を活用したWeb3.0能力の判定プラットフォームです。

Web3.0時代の履歴書、といっても差し支えないかもしれません。

 

各種Dappsにまつわるタスクがラビットホール上に用意されており、ユーザーはそのタスク(ミッション)をこなしていくことでDappsに対する理解度を深めると同時にラビットホール上での経験値(xp)を獲得できます。

 

ユーザーはその経験値(xp)を獲得していくことで、ラビットホール上にてレベルが上がっていきます。

そのレベルの高さで、Web3.0にまつわる知識や経験をどれくらい有しているのかを示すことができるようになっています。

 

Web3.0能力とは何か?

Web3.0能力とは、DeFiやNFTといったブロックチェーンを活用したプロダクトに関する総合的な知識や経験を指す言葉です。

 

ラビットホール運営は多くのDapps(プロジェクト)のタスクを用意することで、Web3.0能力を有したユーザーの拡大を狙っています。

最終的にブロックチェーンエコシステム全体の活性化につながることを目標としているためです。

 

タスクの完了判定

タスクを完了するためには、実際にDappsに触ってブロックチェーン上にデータを書き込む操作を行う必要があります。

より厳密に言うと、当該Dappsの使用履歴をオンチェーンデータに残す必要があるということです

 

なぜこのような仕様で設計されているのでしょうか?  次の項目で解説いたします。

 

オンチェーンデータを用いる意味

オンチェーンデータとは、ブロックチェーン上に記録されているデータを指す言葉です。

オンチェーンデータは過去データを参照しやすく改ざんが難しいという特徴があり、その特徴はラビットホールでも活用されています。

 

ラビットホールではタスクが完了されているか否かを、オンチェーンデータを基に判断することは前述したと思います。

そのためラビットホールには、ウォレットのアカウントをラビットホールへ接続する以前のDappsの使用履歴も反映されるのです。

この仕様により、不可逆で、透明性があり、信頼性が高いWeb3.0能力の判断が可能となっています。

 

ちなみに、このような特徴によって新しくラビットホールへ接続する方でも、Dappsに触ったことが一度でもある方に関してはいくつかのタスクが完了済みになっている可能性があります

 

もしかしたら給付金も狙えるかも!?

ラビットホール上でタスクが用意されていたプロジェクトに触っていたら、エアドロップ(いわゆる給付金)が貰えていた事例が過去に複数回あります。

 

具体的な事例としては、

  • ENS(Ethereum Name Service)
  • ブライトID(Bright ID)

などです。

 

      

 

特にENSに関しては、ラビットホールでのタスクを完了しておくだけで300万円相当の給付金の対象となっていました

今後も上記のような事例が出る可能性はあるので、ぜひとも積極的にラビットホールを活用したいですね。

 

ラビットホールのメリット・デメリット

上記の記述から、ラビットホールのメリット・デメリットをまとめると以下のようになります!

 

メリット

  • タスクをこなすことで給付金が貰える可能性がある
  • Web3.0能力を可視化できる

 

デメリット

特になし(強いて言えば、2022年1月30日時点において対応しているDappsが少なめなこと)

 

ラビットホールの使い方

それでは以下に、ラビットホールの具体的な使い方について記載していきます!

画像を多く使用して完全初心者でも分かりやすく解説していますので、ぜひ記事を読みながら実践していただければ幸いです!

 

メタマスク(Metamask)を接続

まずは自身のメタマスクを、ラビットホールへ接続してみましょう!

もし自身のメタマスクウォレットを所有していない方は、以下の記事でメタマスクの作成方法について解説していますのでご参考ください。

メタマスク ( MetaMask) について

 

 

まず以下のリンクから、ラビットホールの公式サイトへアクセスしましょう。

 

サイトにアクセス出来たら以下のようなページが表示されると思います。

この画面で、画面左上の「Use the RabbitHole」をクリックしてください。

 

 

するとラビットホールのプラットフォームが開きます。

このページにて右上の「Connect Your Wallet」ボタンを押しましょう。

 

 

するとメタマスクのブラウザ拡張機能が起動するので、接続したいアカウントを選択して「次へ」を選択してください。

 

 

次のページでメタマスク上の操作においてラビットホールに許可する事項が表示されます。

確認後に「接続」をクリックしてください。

 

 

以上の操作を行うことによって、「Connect your Wallet」という表示が「My Profile」という表示に変化しました!

以上でメタマスクをラビットホールに接続する操作は完了です。

 

タスクのカテゴリ

ラビットホールには、多くのDappsに関するタスクがあります。

そのタスク群は、左上に表示されているように3つにカテゴライズされています。

それぞれのカテゴリについて解説すると、以下の表のとおりです。

 

カテゴリ名 概要
Quests(クエスト) 期間限定のタスクが表示され、クリアによって先着でNFTの報酬がもらえます。
Skills(スキル) 特定の操作が必要なタスクをカテゴライズして表示しています。
例:スワップ系のタスク、レンディング系のタスク、ガバナンス系のタスク
Projects(プロジェクト) Dapps単位(プロジェクト単位)で表示されたタスクを閲覧できます。

 

 

何らかのタスクをクリアしてみよう

この章では、世界最大のNFTマーケットプレイス「OpenSea(オープンシー)」のタスク内容を見てみましょう。

トップ画面で「Projects」を選択します。

 

 

すると遷移先のページにて、ラビットホール上でタスクが用意されているDapps群を一覧することができます。

※表示されているDapps(プロジェクト)の並び順は、時期によって異なることがあります。

 

 

画面を下にスクロールすることでOpenSeaのタスクの存在が確認できます。

ではOpenSeaの部分をクリックして、タスクの詳細を見ていきましょう。

 

 

2022年1月30日時点で用意されているOpenSeaのタスクは、

①OpenSeaでNFTを購入する

②OpenSeaでNFTを売る

の2つになっています。

 

タスクの詳細の見方

ここで、タスクの見方について解説いたします。

後述している画像と照らし合わせると、①~③は以下表に記載したような見方となっております。

 

番号 カテゴリ名 解説
タスクの状態 タスクの状態を表しています。
タスクの状態は3つあり、それぞれ以下の通りです。1.NOT STARTED(未完了)
2.PENDING(完了しているが、申請されていない)
3.COMPLETE(完了しており、経験値も取得済み)
タスクの内容 タスク完了のために、当該Dappsを用いて行わなければならない作業内容が記載されています。
詳細 Detailsをクリックすると、更なるタスクの詳細を閲覧できます。
Startをクリックすると、当該Dapps上のページへアクセスできます。
Redeemをクリックすると、完了済みのタスクに対する経験値(xp)の獲得ができます。

 

 

上の画像では、①のタスクである「OpenSeaでNFTを購入する」のタスク状態が「PENDING」となっています。

つまり、今回の記事でラビットホールに接続したメタマスクのアカウントでは、過去にOpenSeaでNFTの購入を行った履歴(ブロックチェーン上のデータ)が確認できたということですね。

 

ラビットホールでは過去に行われた操作についても、タスクが完了しているか否かの判定に利用されます。

もしかすると皆さんのアカウントでも、既に完了済みとなっているタスクがあるかもしれませんね。

 

経験値(xp)を取得しよう

では実際に、①のタスクである「OpenSeaでNFTを購入する」の経験値を獲得する操作を行ってみましょう。

 

①のタスクの下部に表示されている「Redeem」をクリックします。

 

 

するとメタマスクのブラウザ拡張機能が起動するので、表示された画面にて「署名」をクリックしてください。

 

 

署名が完了すると、画面右上に「Reedemed task」という表示が出現します。

この表示が出ていれば適切に署名が完了しており、経験値も獲得できています。

 

 

加えてMy Profileの横に、Level(レベル)の表示と次のレベルになるまでに必要な経験値の量が表示されます。

今回は100xpが獲得できており、次のレベル(レベル2)になるのに後100xp必要なことが分かります。

 

 

以上の操作でラビットホールの一連の使い方はマスターできました!

別のタスクも行ってみることで、ラビットホールへの理解がより深まると思います!

 

タスクの消化に困ったら

ラビットホールは公式ブログを運営しており、ブログ上にてタスクごとの完了方法について丁寧に解説されています。

タスク完了に困難をきたす場合は、以下のサイトにアクセスして情報を収集してみることをおススメいたします!

 

 

まとめ

今回はブロックチェーン上のデータを用いたWeb3.0能力の判定ツールであるラビットホールに関する解説を行いました!

 

この記事をご覧いただいたことで、

  • ラビットホールの大まかな仕組み
  • ラビットホールの基本的な使い方

が理解できたと思います!

今後はラビットホールを活用して、Web3.0をより学んでいきましょう!!!

 

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