ベースレイヤー投資に積極的!Three Arrows Capitalについて徹底調査!
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みなさんこんにちは!Stir labリサーチャーのプリズム(Twitter:@prism_cryptos)と申します!

今回の記事はクリプトVC徹底解説の第4弾で「スリーアローズキャピタル(Three Arrows Capital)」に関する調査レポートとなっております!

 

この記事を見ることで、自らの投資にも活用できる知見が得られる可能性があります!

ぜひぜひ最後までご覧ください!

 

※Three Arrows Capitalは、厳密にいうとVC(ベンチャーキャピタル)ではなくヘッジファンドです。

VC徹底解説シリーズでは、クリプト領域に積極的な投資を行っている組織をひとまとめにVCと呼んでおります。ご了承ください。

 

Three Arrows Capitalとは?

 

Three Arrows Capitalは、2012年に設立されたブロックチェーン・暗号資産系プロジェクトに投資を行うヘッジファンドです。

シンガポールを拠点に運営されています。

 

ヘッジファンドとは、投資家から集めた資金を用いて企業に投資を行い、その利益を投資家に分配する組織またはそのビジネスを指す言葉です。

つまりThree Arrows Capitalは、ブロックチェーン・暗号資産関連のプロジェクトへ特化して投資を行っている会社ということですね。

 

※VC徹底解説①、②などでご紹介したアラメダリサーチやパラダイムは、ベンチャーキャピタル(VC)です。

VCは主に創業期のプロジェクトに対して投資を行うので、ヘッジファンドの投資スタンスとは少し異なると言えるでしょう。

Three Arrows Capitalの投資先

Three Arrows Capitalは多くのクリプトプロジェクトへ投資を行っています。

加えてThree Arrows Capitalは、トークン取得による投資だけではなくエクイティ(株式)取得での投資、そして他のヘッジファンド自体への投資も行っているようです。

 

Three Arrows Capitalの投資先はコチラのページからご覧いただけます。

 

ポートフォリオを見てみると、Three Arrows Capitalは以下の6つのカテゴリ分けに基づいて投資していることが伺えます。

  • ベースレイヤー(Base Layer)
  • 分散型金融(Decentralized Finance)
  • 株式(Equity)
  • 他の投資ファンド(Funds)
  • ゲームとNFT(Gaming And NFT's)
  • プラットフォームファンド(Platformed Fund)

 

これまで紹介してきたVCと異なる点としては、ベースレイヤーへの投資を手広く行っていることが挙げられます。

 

ベースレイヤーはレイヤー1とも呼ばれ、ブロックチェーンプロトコルそのものを指します。

プロジェクトの例としては、イーサリアム(Ethereum)、ポルカドット(Polkadot)、ソラナ(Solana)、アバランチ(Avalanche)などが挙げられます。

 

ベースレイヤーへの投資は、利益とリスクを追求するヘッジファンドの投資判断として非常に合理的であると言えるでしょう。その理由を以下に記載します。

 

DeFiやNFTプラットフォームといった多くの分散型アプリ(Dapps)は、ある特定のブロックチェーンプロトコル上で動作します。そのため、Dappsが動作するブロックチェーン自体に投資価値がなければ、そのブロックチェーン上で動作するDappsへの投資価値は低いと考えることができます。

要するに、もし何らかのDappsが爆発的に話題になった場合は、必然的にそのDappsが構築されているブロックチェーンプロトコルの需要も伸びるので、単一のDapps自体に投資するよりもブロックチェーンプロトコルへ投資するほうが手堅く利益を得られるのです。

 

 

下のグラフは、上記でDappsとして挙げられているプロジェクトのネイティブトークン(AAVE、AXS、SAND、UNI)とETHの収益率(厳密には対数差収益率)を時系列プロットしたものです。

緑の線がETHの収益率の推移です。グラフを見てみると、Dappsのネイティブトークンの収益率が上昇すれば、ETHの収益率も上昇していることが分かると思います。

メンバー

Three Arrows Capitalはスージーホー(Su Zhu)氏 と カイルデイビス(Kyle Davies)氏の二人によって共同創業されました。

この項目では、お二人の経歴について記述していきます。

 

スージーホー(Su Zhu)

スージーホー氏は、アイビーリーグの一つであるコロンビア大学を卒業しています。

大学卒業後はトレーダーとしてのキャリアを歩んでいます。

そして2012年の2月にドイツ銀行のトレーダーを退職後、間もなくしてThree Arrows Capitalを創業しました。

 

 

カイルデイビス(Kyle Davies)

カイルデイビス氏は、スージーホー氏と同様にコロンビア大学を卒業しています。

その後クレディスイス証券にてトレーダーを経験後、間もなくしてThree Arrows Capitalを創業しました。

 

 

Three Arrows Capital関連ニュースの抜粋

2021年12月8日の記事 Coindeskより【Crypto Hedge Fund Three Arrows Capital Snaps Up $400M in ETH】

この記事では、Three Arrows Capital が 12月6日~7日の間に97,477ETH を購入したことが報じられていました。

 

この報道が出る2週間ほど前、スージーホー氏は自身のTwitterにてイーサリアムの手数料高騰による利便性の低下、および新規参入者の行動が阻害されていることを強調していました。

イーサリアムを放棄してソラナやアバランチといった別のブロックチェーンへの投資にフォーカスする前兆かと市場が憶測していたところにこのような報道があったため、Three Arrows Capitalがイーサリアムというベースレイヤーへ改めて強気の姿勢を取ったことが再確認できました。

 

スージーホー氏は自身のTwitterにて、イーサリアムが新規参入者にとって使い物にならないという主張を曲げることははなかったですが、その一方で暴落が起こればこれからも買い増しするつもりだと話しています。

 

https://twitter.com/zhusu/status/1468166803192909824?s=20&t=TWwyoIDw2oKQZE0sr3MUcA

 

なお一部のコミュニティの間では、スージーホー氏が間接的な売り煽りを行ったのではないかと憶測されています。

スージーホー氏がより低い価格でETHを購入するために、その影響力を使ってイーサリアムのネガティブキャンペーンを行った可能性がまことしやかに噂されています。

 

抜粋元記事:

Crypto Hedge Fund Three Arrows Capital Snaps Up $400M in ETH

 

2021年1月20日の記事 The Blockより【Crypto staking firm Stader Labs raises $12.5 million from Three Arrows Capital and others】

この記事では、ステーキングインフラプラットフォーム「Stader」を提供するStader Labsが、Three Arrows CapitalをはじめとするファンドやVCから12.5ミリオンドル(約14.5億円)の資金調達を行ったことが報道されていました。

 

今回調達した資金はStaderの新たなブロックチェーンへの対応と、Staderのネイティブトークンの開発に使用される模様です。

Staderは2021年11月にステーキングのプラットフォームを公開し、現在はテラ(Terra)のLUNAのみサポートしている状態です。

なおプラットフォームをローンチして数ヶ月の間に、500ミリオンドル(約578億円)相当のLUNAがデポジットされた実績があります。

 

Staderは今後3か月で、ソラナ(Solana)、ヘデラ(Hedera Hashgraph)、ファントム(Fantom)、2022年第2四半期中にイーサリアムとポリゴン(Polygon)への対応を進める模様です。

加えて将来的には、ニア(NEAR)とポルカドット(Polkadot)にも対応予定のようです。

 

 

抜粋元記事:

Crypto staking firm Stader Labs raises $12.5 million in new funding

 

Three Arrows Capitalから学ぶ投資戦略

※以下の内容はThree Arrows Capitalの動向から導き出された筆者の一考察です。投資助言ではないことを前提にご覧いただけますと幸いです。

 

Three Arrows Capitalはベースレイヤーへの積極的な投資を行っていることがわかりました。

この事実は、Three Arrows Capitalの投資対象の守備範囲の広さを物語っているのではないでしょうか。

 

株式でいうと、日本株でトヨタ、アメリカ株でグーグル(アルファベット)やアマゾン、中国株でアリババグループに投資をするようなものでしょう。

トヨタには日本国内、さらに国外においても、広義の関連企業が数多く存在しています。

そんなトヨタに何か問題があった場合は、関連企業にもその影響が波及することは想像しやすいと思います。

アメリカ株でも、グーグルやアマゾンが提供しているインターネットインフラ(GmailやAWS)に問題が生じれば、その利用者である他の企業の業務にも支障が出ます。

 

ブロックチェーンプロトコルに置き換えてもこれは同じです。

もしイーサリアムに重大な欠陥が見つかった場合には、イーサリアム上で構築されているDappsが全て問題視されるでしょう。

全てのDappsが複数のチェーンへ対応すればこのような事態にはならないと思いますが、ブリッジ技術はまだまだ発展途上です。

 

上記の理由より、新しくクリプトへの投資を行う場合はまず真っ先にベースレイヤーへの投資を検討するのが合理的だと考えられます。

 

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Stir labでは暗号資産ベンチャーキャピタル(VC)の解説記事を他にも配信しています。

まだご覧になっていない方は、ぜひ以下の記事もご覧ください。

 

①アラメダリサーチ(ALAMEDA RESEARCH)

世界トップレベルの暗号資産投資会社「アラメダリサーチ」を徹底調査

 

②パラダイム(Paradigm)

Coinbaseとセコイアの出身者が設立したクリプトVC「Paradigm」を徹底調査!

 

③ポリチェーンキャピタル(Polychain Capital)

 

④スリーアローズキャピタル(Three Arrows Capital) ー 現在ご覧いただいている記事です

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