こんにちは、Stir LabリサーチャーのTOSさんです。
今回の記事は、このメディアサイトStir Labを運営するStir(スター)についてまとめです。
最近このサイトを訪れることが多いなとか、Twitterでよく見かけるけどどんな会社なんだろう?と思っていた方には必見の記事になっています。
Stirとは?
Stirはシンガポールを本社に置くETHERSECURITY PACIFIC HOLDINGS PTE. LTD.の元で、ステーキングサービスを提供するStir Network、暗号通貨関連のメディアサービスを提供するStir Labの総称です。
Stirは「誰もが簡単に、安全にブロックチェーンを利用できる世の中」をMissionとして掲げ、情報格差や技術格差をなくし、UXの改善を行い、ブロックチェーンが持つ力や恩恵をより気軽に、誰にでも得られることを目指しています。
そのため、StirはStir NetworkとStir Labを主軸事業として、上記の目標達成のため日々活動しています。
Stir設立の背景
我々Stirのメンバーたちは、もともとBitcoinなどのクリプト(暗号資産・仮想通貨)やブロックチェーンに惹かれて自然と集まり、2015年ごろにインターネット上で出会いました。
その後交流は現実世界にも広がり、こうしてブロックチェーンに関わるビジネスを立ち上げるまでになりました。
私たちだけではなく、世界中の人々が魅了されるブロックチェーンの魅力とは何でしょうか。
数多くありますが、ここでいくつか挙げるとすれば、
・第三者に依存しない、自立分散型のシステム
・情報の透明性とデジタル化
・価値データの民主化
などではないでしょうか。
まとめると、ブロックチェーンには「圧倒的に便利なシステムが、オープンな形で実現できる」という公共性の高さが魅力としてあるのではないでしょうか。
どんなプレイヤーも受け入れられる自由性、全ての情報が開示されている透明性が、多くの人を魅了しているのだと考えています。
暗号通貨市場をめぐる変化
このブロックチェーンの多様性を高めるものとして、Ethereum周りではDeFi(Decentralized Finance、分散型金融の略)が流行っています。
これは、ブロックチェーンやOSSなスマートコントラクトを利用して、従来あるあらゆる金融市場や商品(証券、保険、デリバティブなど)を、透明性の高いパブリックなプロトコルで実現しようとする試みのことです。
2021年はDeFiへの関心が高まった年であったと言え、実際にDeFi市場規模は10兆円を超えるまで大きくなっています。
関連:次世代の分散型金融(Defi)サービスを一通り体験してみた。
他にもCosmosやPolkadot、Binance ChainなどのDEX系のものが続々とローンチや、0xの進化など、DeFiを支える交換プロトコルも進化しています。
また、Stable Coin、デリバティブ、証券トークン、分散型アイデンティティーやKYCツール、サブスクリプション用ツールなど山のように新規のプロトコル・アプリケーションが出てきています。
関連:DEXプロトコル『0x Protocol』の概要・仕組み・ガバナンス・課題
このDeFiの発展の流れの中で、次に注目を浴びるサービスととして、"Staking"があると我々は考えています。
Stakingとは、保有している仮想通貨の量が多いほど取引の承認権、すなわち、新しいブロックの生成に携わりやすい仕組みのことです。
このStakingを改良したDelegate Proof of StakeやLease Proof of Stakeなどを採用したCosmosやTezosなどが登場しており、今後はEthereumもPoSに移行予定です。
関連:TokenPocketでのIOSTステーキング【初心者でも丸っとわかる!】
暗号通貨市場の抱える課題
数年前と比べると暗号通貨市場と関わる人もプロジェクトの数も圧倒的に増えています。
大手暗号資産取引所CoinBaseのレポートによると、2021年は仮想通貨市場にとって記録的な年であり、市場に流入した額は300億ドル(約3.5兆円)、ベンチャーキャピタル部門のこれまでの投資額の内90%がこの年のものであったと発表されています。
しかしながら、そのような急速な技術発展と同時に情報格差もまた広がりつつあるのが現状です。
Bitcoinが当初、購入方法が怪しく、面倒な方法しかなかったのと同じように、Stakingにもまた同様に技術的に複雑で面倒な部分があります。
Stirの役割
そこで現在取り組んでいくべきことは、先述したStakingのハードルを極限まで下げ、誰でもクリプトでインカムゲインを得られるようにすることだと、Stirは考えています。
この取り組みにより、
・ネットワークの攻撃コストが上がり、よりセキュアなブロックチェーンになる。
・顧客の皆様にインカムゲインをもたらす。
といったメリットが得られます。
そのため、StirはStir Networkというサービスを立ち上げ、ステーキング委任サービスを行っています。
Stir Networkでは、 PoS系/PoW系のクリプトアセット(暗号通貨・仮想通貨) のマイニングやノード運用を代行、サーバやノード、さらにはセキュリティに関するノウハウといった日々の運用の手伝いをしています。
現在、提供中の委任サービスはCOSMOS, IOST, WAVES, SYMBOLの4つですが、今後はPolkadotやPlasmといったトークンの委任サービスも提供予定です。
Stir Networkの提供するサービスは世界でも先駆的な取り組みであり、今後の発展が期待できる分野です。
また、Stir Labというメディアサイトも運営し、ブロックチェーン市場での情報格差の是正にも取り組んでいます。
クリプトアセット(仮想通貨・暗号通貨)に造詣が深い方々による寄稿型メディアで、ハイクオリティな記事が集まっています。
StirはTwitterアカウントも運用しています、StirLabの記事やStirNetworkのサービスのアップデートに関心がある方は是非フォローよろしくお願いします!
また私たちStirの代表について知りたい方はこちら記事を参考してください!
インターネットはブロックチェーンでもっと進化できる – 株式会社イーサセキュリティ 加門昭平氏
ブロックチェーンへの想いが、シンガポール起業に繋がった(ETHERSECURITY PACIFIC HOLDINGS/CEO・加門昭平さん)